15歳のJKボーダー「ちょっと自信はあった」 日本勢が予選上位席巻 スノボビッグエアW杯

[ 2017年12月9日 10:16 ]

予選1組をトップで通過した岩渕麗楽
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 スノーボード・ビッグエアのW杯は8日、米コロラド州のコッパーマウンテンで予選が行われ、女子は15歳の岩渕麗楽(キララクエスト)が90・00点の1組1位、藤森由香(31=アルビレックス新潟)が92・00点で2組1位となり、ともに各組上位4人の計8人で争う10日の決勝に進出した。

 「自分に合ったキッカーでやりやすかった。公開練習から調子がよくて、ちょっと自信はありました」と1回目にキャブ900(スイッチスタンスから前向きに2回転半)に成功し高得点をマークした。3月の世界ジュニアではビッグエアとスロープスタイルで準優勝。平昌五輪から新採用となる両種目で活躍が期待されるホープだ。初めてシニアのビッグエアW杯に出場した前週は13位に終わったが「前の大会で雰囲気に慣れることができた。今日は変に硬くならずに滑れた」と本来の力を発揮した。1メートル49、44キロと小柄な高校1年生は「周りのレベルが高いので、出さないといけない」と決勝でさらなる高難度の技に挑む。

 一方の藤森は1回目のバックサイド720で思ったように得点が出ず、2回目に半回転増やして勝負を懸けた。これを着地まできれいにまとめて「高回転でこれだけきれいに決められたのは久しぶり。今大会は予選もレベルが高いので決勝のつもりで頑張った」と満足感をにじませた。

 男子でも17歳の大久保勇利(ムラサキスポーツ)が94・66点の2組1位で、各組上位5人の計10人による決勝に進出。2回目でバックサイド1620に成功し「大会で初めて打てて着地も立ててよかった」とW杯初表彰台に上がった1週間前の勢いを生かし、今回も上位進出をうかがう位置につけた。

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