宮原知子5位も前向き「悔しい思いができて良かった」全日本4連覇で平昌切符必ず

[ 2017年12月9日 20:41 ]

華麗な演技を披露する宮原知子(撮影・椎名 航)
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 フィギュアスケートのグランプリ(GP)ファイナルの女子で宮原知子(19=関大)は、合計213・49点で5位に終わった。

 転倒なくジャンプをまとめたが、3つの回転不足でフリー4位の138・88点と得点が伸びず。「ジャンプは“あ〜ダメだ”って思うのが何個かあって、その通りだった。それが事実」と判定を素直に受け入れた。

 左股関節疲労骨折で昨季後半を棒に振り、11月のNHK杯で復帰して5位。スケートアメリカで優勝したが、ファイナル出場争いでは7番手だった。メドベージェワ(ロシア)の欠場で急きょ出場が巡ってきた自国開催の大舞台。「出られるとも思っていなかったし、ここまで出せるとも考えていなかった」と振り返った。

 NHK杯、スケートアメリカ、今大会と中1週で試合が続いた。「体を休めてから、もう1回スタートできるように。ケガをしていた時のことを考えると、計画以上にうまく進んでいる」。平昌五輪の代表が懸かる21日開幕の全日本選手権(東京)に向けて、コンディショニングがカギを握る。「ここ(ファイナル)で悔しい思いができて良かった」。前向きなエースが、全日本4連覇で五輪切符をつかみ取る。

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