高安　連続２桁白星　全勝なら大関ノルマ３場所33勝到達

大相撲春場所１０日目 （ 2017年3月21日    エディオンアリーナ大阪 ）

＜大相撲春場所１０日目＞貴ノ岩（左）を叩き込みで下した高安
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　高安が２場所連続２桁勝利を挙げ、大関獲りの足固めに成功した。貴ノ岩が立ち合いで左に変わったが踏ん張って残し、相手が出てくるところを冷静にはたき込んだ。「（変化は）頭に入っていた。動くならあっち（左）と思っていた。しっかり相手が見えていた」。今場所は圧倒的なパワーを見せつけているが、冷静さも目立っている。

　大関昇進の目安は三役３場所で３３勝。高安は大関獲りの昨年九州場所で７勝８敗と負け越したが、初場所で１１勝、今場所で１５戦全勝なら３３勝に届く。若羽黒、魁傑が昇進３場所前に負け越して大関になった例もある。八角理事長（元横綱・北勝海）は高安が優勝した場合の大関昇進の可能性について「そんなことは今は言えない」と仮定の話は避けた。初日からの連勝は再び自己記録を更新した高安。それが続けば、場所後の昇進の話題はさらに広がっていく。