真凜 羽生&真央の道!来季チャレンジャーシリーズでシニアデビュー

[ 2017年3月22日 06:10 ]

本田真凜
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 フィギュアスケート世界ジュニア選手権の女子で16年金メダル、17年銀メダルの本田真凜(15=関大中)が来季、国際連盟(ISU)公認の国際試合「チャレンジャーシリーズ」でシニアデビューすることが21日、分かった。グランプリ(GP)シリーズよりはやや格が落ちるものの、得点はISU公認スコアとなり、世界ランクのポイントも得られる。最大目標の18年平昌(ピョンチャン)五輪へ、着実にステップを刻んでいく。

 15歳の平昌への青写真が明らかになった。来季シニアに転向する本田。連盟関係者によると世界ジュニアで銀メダルを獲得したことで、GPシリーズに2戦エントリーが確実な状況だ。世界トップクラスが出場するGPシリーズの前に、チャレンジャーシリーズでシニアデビューし、経験を積むことが判明した。関係者は「シニアという舞台に慣れるためにも、(チャレンジャーシリーズに)出ることになるでしょう」と話した。

 チャレンジャーシリーズはGPシリーズより出場選手のレベルはやや落ちるが、スコアはISU公認で世界ランクのポイントも獲得できる。10月下旬にスタートするGPシリーズに先駆けてスタートし、今季は9月から10月上旬に6大会が開催された。日本勢も多数出場しており、羽生結弦はオータム・クラシック、浅田真央はフィンランディア杯、本田と同じ浜田コーチに師事する宮原知子は米インターナショナルクラシックを今季初戦に選んでいた。GPシリーズ前の実戦として最適の舞台だ。

 ジャンルや振付師については本田は「内緒」と言うものの、既に来季のショートプログラム(SP)の使用曲も固まっている。世界ジュニアのフリー前も、新SP曲を聴きながら来季へのイメージを高めていた。ジャンプも3―3回転の種類を増やすなど、これまでより難度の高い構成に意欲を見せる。「スケートを始めた時からの夢は五輪の金メダル。そこを獲っていくつもりで強気でいきたい。全力で駆け抜けていきたい」。チャレンジャーシリーズから、夢舞台への挑戦が始まる。

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2017年3月22日のニュース