来季大会方式発表 トップL代表優先で試合数削減 SR準備期間確保

[ 2017年1月31日 05:30 ]

 日本ラグビー協会は、来季のトップリーグ(TL)の大会方式を発表した。開幕は8月18日と例年よりも1週間早く、日本選手権を兼ねたプレーオフの決勝は来年1月13日か14日に行われる。各チームの試合数はレギュラーシーズン13試合、順位決定戦2試合の計15試合となり、上位勢の試合数は今季より最大2試合減る。リーグ戦は変則的で前年度成績を基に16チームが2組に分かれ、同組内の総当たりで7試合、一方の組の8チームのうち6チームと対戦。計13試合の勝ち点で各組の順位を決める。例えばAカンファレンス(仮称)のサントリーは同組と7試合、Bカンファレンス(仮称)とはコカ・コーラ、豊田自動織機を除く6試合を戦う。

 日本協会は昨年から参入したスーパーラグビー(SR)を、19年W杯日本大会へ向けた代表強化策の根幹と位置づけている。試合数削減により、2月下旬に開幕するSRの準備期間は今年よりも2週間長く確保できることになり、TL委員会の太田治委員長は「代表のジョセフ・ヘッドコーチからもTLとSRを5週間空けてほしいと要望があった」と説明した。11月4日にオーストラリア戦(国内会場未定)を控える日本代表のため、例年試合が行われていた10月最終週の週末も予備日となり、代表を優先した日程となった。

 ◆追加選手 スーパーラグビーのサンウルブズは、フランカー金正奎(25)、SO小倉順平(24=ともにNTTコミュニケーションズ)、WTBアタアタ・モエアキオラ(20=東海大2年)、WTB中づる隆彰(26)、WTB江見翔太(25=ともにサントリー)の5選手をスコッドに追加すると発表した。

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2017年1月31日のニュース