大坂なおみ 不安抱え「ナーバスだった」ラケット落とし立ちすくむ場面も

[ 2017年1月17日 13:50 ]

初戦を突破した大坂なおみ(AP)
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 女子シングルス1回戦では世界ランキング48位の大坂なおみ(19=日清食品)が、世界183位のラクシカー・クムクム(23=タイ)に6―7、6―4、7―5で逆転勝ちした。

 開幕戦で左手首を痛め、バックハンドの十分な練習ができないまま迎えた今大会。「ナーバスになっていたし、あまり調子が良くなかった」と不安を抱え、第1セットはタイブレークで落とした。最速198キロのサーブも返されてポイントを失い、ラケットを落として立ちすくむ場面もあった。それでも「負けたくなくて勝つことだけを考えていた」と第2、第3セットも続いたシーソーゲームで競り勝った。

 昨年は無名の世界127位で無心のまま3回戦まで勝ち上がった。女子ツアーの最優秀新人賞に選ばれ、今年はランキングも上昇。格下相手のプレッシャーもあった。「ランキングが上の選手と戦う方が簡単。勝つことを考えずにプレーできるから」と語った。

 2回戦は第9シードで、前週優勝と好調なジョアンナ・コンタ(25=英国)との対戦。接戦を制して弾みをつけ、今度は格上に思い切りぶつかっていけそうだ。

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2017年1月17日のニュース