葛西 意地の17位 K点越えそろえ「答え見つけた」

[ 2017年1月17日 05:30 ]

W杯ジャンプ男子個人第13戦 ( ポーランド・ビスワ(ヒルサイズ=HS134メートル) )

日本勢最高の17位となり、取材に応じる葛西紀明
Photo By 共同

 ノルディックスキーのW杯ジャンプ男子は15日に個人第13戦(ヒルサイズ=HS134メートル)が行われ、日本勢は44歳の葛西紀明(土屋ホーム)が123・5メートル、120・5メートルの合計234・1点で17位となったのが最高だった。竹内択(北野建設)は30位。ソチ冬季五輪2冠のカミル・ストッホ(ポーランド)が135・5メートル、128メートルの271・7点で3連勝、今季4勝目、通算19勝目を挙げた。伊東大貴(雪印メグミルク)は33位、作山憲斗(北野建設)は46位で、小林陵侑(土屋ホーム)は予選落ちした。

 苦戦が続く日本勢にあって、葛西がベテランの意地を見せた。4試合連続で日本勢トップの10位台と一時の低迷を脱し「自分の中の引き出しをいろいろと出し(答えを)やっと見つけたみたい」と表情も明るい。有利な向かい風が弱まった2回目もK点(120メートル)を越え「ジャンプがいい証拠だと思う」とうなずいた。次戦もポーランドが舞台。「あまり考えるとストレスがたまるから」と肩の力を抜いて完全復活の時を待つ。

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2017年1月17日のニュース