露ドーピング1000人超関与 WADAマクラーレン氏最終報告

[ 2016年12月10日 05:30 ]

 世界反ドーピング機関(WADA)が9日、ロシアの国家ぐるみのドーピングを指摘した調査チームの責任者、リチャード・マクラーレン氏による最終報告書を公表した。

11年から15年にかけて夏季、冬季、パラリンピック競技を合わせ、1000人を超える選手が組織的な隠蔽(いんぺい)に関与またはそれにより恩恵を受けていたと結論づけた。14年ソチ冬季五輪ではメダリスト12人の検体ボトルから不正の形跡が見つかった。陽性反応を示した検体の隠蔽はサッカーを含む30以上の競技に及び、マクラーレン氏は「前例のないスケール。ロシアのドーピング隠蔽はメダル至上主義の戦略でシステム化されていた」と指摘した。

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2016年12月10日のニュース