美宇 逆転8強!世界6位に連勝「自分でも勝ったのが不思議」

[ 2016年12月10日 05:30 ]

女子シングルス1回戦でプレーする平野
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 卓球のグランドファイナル第2日は9日にカタール・ドーハで行われ、女子シングルス1回戦で世界ランキング11位の平野美宇(エリートアカデミー)が6位の強豪フェン・ティアンウェイ(シンガポール)に4―3で逆転勝ちし、準々決勝に進出した。リオ五輪団体銅メダルで世界9位の伊藤美誠(スターツ)は、8位のハン・イン(ドイツ)に2―4で敗れた。早田ひな(福岡・希望が丘高)も敗退した。男子シングルスでは丹羽孝希(明大)、大島祐哉(ファースト)がともに1回戦敗退。男子ダブルスで2連覇を狙う森薗政崇(明大)大島組は初戦の準々決勝にストレート勝ちした。女子ダブルスの浜本由惟(エリートアカデミー)早田組は初戦を突破した。

 勝利の瞬間は思わず跳びはねて喜んだ。ロンドン五輪女子シングルス銅メダルのフェン・ティアンウェイに10月のW杯に続いて連勝。0―2の劣勢から巻き返した平野は「自分でも勝ったのが不思議」と目を丸くした。6日の世界ジュニア選手権のシングルスは準々決勝で完敗。序盤は精神面で立て直せていなかったが「自信を失っていた。でも相手も強い。負けてもいいや」と開き直った。最終ゲームは見違えるように力強い両ハンドの強打を連発し、実力者を力でねじ伏せた。10月のW杯最年少制覇から中国スーパーリーグ挑戦など、国際舞台での試合が続いている。世界を飛び回りながら確実に成長を遂げている。

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2016年12月10日のニュース