新鳥人‼沙羅「自信」の開幕連勝 伝説ニッカネンに並ぶ通算46勝

[ 2016年12月5日 05:30 ]

開幕2連勝、笑顔を見せる高梨(中央)。左は2位の伊藤(AP)
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 ノルディックスキーのW杯ジャンプ女子は3日、リレハンメルで個人第2戦(ヒルサイズ=HS100メートル)が行われ、高梨沙羅(クラレ)が95・5メートル、98メートルの268・1点で開幕2連勝し、通算46勝目を挙げて歴代2位のマッチ・ニッカネン(フィンランド)に並んだ。伊藤有希(土屋ホーム)も2戦連続で2位に入った。

 6シーズン目の高梨が積み上げた勝利数は、早くも「鳥人」の異名を取った伝説のジャンパーに並んだ。レベルに差がある男女の数字を単純に比較できないことは十分に理解した上で「記録を一緒に並べて見てもらえるのは自信になる」と話した。

 「やるべきことは決まっていた」と、第2戦では試技を飛ばなかった。初戦でジャンプ台の特徴を完全につかんだ自信があったからだ。2回目に最長不倒をマークするなど、開幕戦に続いて2回ともトップの飛距離と得点をマークする完勝で、それを裏付けた。

 2030年の冬季五輪まで見据えていると言う。歴史を塗り替え続ける20歳の女王は「記録は人の記憶から消されてしまう。印象に残る、記憶に残る選手になりたい」と目を輝かせた。

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2016年12月5日のニュース