ワセダ2季ぶり早明戦で白星で2位 1年CTB中野ニンマリ千金T 

[ 2016年12月5日 05:30 ]

関東大学ラグビー対抗戦A ( 2016年12月4日    秩父宮 )

<早大・明大>後半33分、早大・中野(左)が抜け出し中央にトライを決める
Photo By スポニチ

 関東大学ラグビー対抗戦Aの伝統の一戦はトップリーグを含めて今季の秩父宮ラグビー場最多の2万1916人の観衆を集めて行われ、早大が24―22で明大に競り勝ち、2位を確定させた。敗れた明大は3位。早大は5点を追う後半33分、CTB中野将伍(1年)がトライを奪い、SH斎藤直人(1年)のコンバージョンキックも決まって逆転。終盤の明大の追い上げをしのぎきり、2季ぶりに早明戦勝利を飾った。通算成績(定期戦のみ)は早大の53勝37敗2分けとなった。

 “敵失”でのノーサイドも勝ちは勝ち。最後は自陣インゴール前にくぎ付けにされながらも、2年ぶりの早明戦勝利をもぎ取った15人は両手を上げてその瞬間を迎えた。02年度、主将として大学日本一を経験している就任1年目の山下大悟監督は「伝統の一戦らしい試合。非常に満足している」と充実感をにじませた。

 春先から取り組んできたスクラムで優位に立ち、後半8分に相手の反則を誘って認定トライで勝ち越し。逆転された同33分には、連続攻撃でディフェンスを崩し、最後は中野の力強い縦突進でインゴールを陥れた。1メートル86、100キロの大型センターは「スペースがあったので狙っていた。責任を果たせた」とニンマリ。対抗戦では初めて1番手キッカーを任された斎藤も、全キックに成功。先発15人中5人が1年生。大学選手権でも1試合ずつ成長して頂点を目指す。

続きを表示

2016年12月5日のニュース