稀勢の里 綱獲りに意気込み「いい初日を迎えるだけ」

[ 2016年8月30日 05:30 ]

会見で笑顔の稀勢の里

秋場所、新番付発表

(9月11日初日)
 春場所から13、13、12勝と好成績を並べた大関・稀勢の里は再び綱獲りに挑む。初優勝なら横綱昇進が濃厚な状況で「じっくり稽古して調整して、いい初日を迎えるだけ」と気負いなく話した。

 名古屋場所で負傷した右足は「痛みはもうない」という状態。まずは田子ノ浦部屋で調整し、9月2日の横審稽古総見、3~5日の二所ノ関一門連合稽古で仕上げていく。ここ3場所はいずれも優勝した力士に敗れ、1勝ないし2勝及ばず賜杯を逃した。「悔しい思いをしましたし、そういう部分だと思います」と優勝争いの直接対決で勝ちきることをポイントの一つに挙げた。

 夏巡業中には先代師匠の故鳴戸親方(元横綱・隆の里)の写真が稽古場に掲げられた。墓前にいい報告ができることを信じて、再び勝負の場所に臨む。

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2016年8月30日のニュース