日本側のバトンが「本物」 オークション出品で騒動、お墨付き得た

[ 2016年8月30日 18:09 ]

リオデジャネイロ五輪陸上男子400メートルリレー決勝で、緑のバトンを手に走りだすケンブリッジ飛鳥(左から2人目)

 リオデジャネイロ五輪の公式サイトのオークションに、陸上男子400メートルリレーで日本が銀メダルに輝いた際に使ったものとして緑のバトンが出品され、日本が大会側から譲り受けて既に持ち帰ったバトンと、どちらが本物なのかが注目される騒動があった。日本陸連は30日、事実関係を確認した上で偉業の記念として贈呈されたバトンが本物との「お墨付き」を得たことを明らかにした。

 日本陸連によると、29日夜に国際陸連を通じて大会組織委員会に連絡を取り、陸上の運営責任者から「日本に渡したバトンは大会で使ったもので間違いない」との回答があった。バトンは複数のセットが用意され、オークション用には予備のものを渡したとの説明もあったという。

 公式サイトのオークションには聖火リレーのトーチなども出品され、収益は大会運営費に充てられる。日本が使ったとされるバトンは誤って出品されたとみられ、既にオークションからは削除されている。

 日本陸連は9月下旬の全日本実業団対抗選手権など、主要大会でバトンを一般公開することを検討している。

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2016年8月30日のニュース