上原 連日ホールインワンで今季最高10位「思い出に残る」

[ 2016年8月30日 05:30 ]

最終ラウンド、1番でアプローチショットを放つ上原

米女子ゴルフツアーカナダ太平洋女子オープン最終日

(8月28日 カナダ・アルバータ州カルガリー プリディスグリーンズ・クラブ(6622ヤード、パー72))
 27位から出た上原彩子(32=モスバーガー)が8番パー3でホールインワンを決めるなど67をマークし、通算12アンダーで今季最高の10位に入った。第3ラウンドの11番パー3に続くエースで1大会2度は米女子ツアー史上4人目。66で回ったアリヤ・ジュタヌガーン(20=タイ)が通算23アンダーで今季5勝目。宮里美香(26=NTTぷらら)と宮里藍(31=サントリー)が通算6アンダーの37位に入った。

 連日のホールインワンにパー4でのイーグルもあった。高精度のショットで今季自己最高の10位に入った上原は「最高にうれしくて、もっともっとという感じでプレーしていた」と笑った。

 4番パー4で残り150ヤードの2打目をUTで直接カップに入れてイーグルを奪った。これで流れに乗って5、6番もバーディーとすると歴史的快挙は約160ヤードの8番パー3だった。7Iで打った1打目はグリーンに着弾し転がってカップに収まった。第3日の11番パー3に続いて米ツアーでは自身3度目のホールインワン。日本ツアーと合わせると7度目。そして米ツアーで史上4人目となる1大会2度のエース。2ラウンド連続の達成は史上3人目の偉業だ。

 「イメージ通りに打てて“入れ”って言ったら歓声が聞こえてきた。4番のセカンドが入ったのも歓声で分かった」。

 女子プロゴルファーがホールインワンを達成する確率は約600ラウンドに1度とされる。したがって2ラウンド連続のエースは約36万分の1という超高難度になる。

 上原は今季序盤は予選落ちが続くなどまるで振るわなかったが、7月に入るとポートランド・クラシックで19位、マラソン・クラシックで11位に入るなど徐々に調子を上げている。後半は伸ばせず、2季ぶりの1桁順位は逃したが「凄く思い出に残るトーナメントになった」と喜びを語った。

 ≪1日2度のホールインワンは優作が06年に達成、米男子ツアー初≫宮里優作は06年リノタホ・オープン第1日に米男子ツアー史上初の1ラウンド2度のホールインワンを決めた。10年の国内男子ツアーVanaH杯KBCオーガスタでは上井邦浩が第1日と第3日にいずれも8番パー3でエース。同大会同一ホールでの快記録を作った。有村智恵は11年の国内女子ツアー、スタンレー・レディース第1日にアルバトロスとホールインワンを達成した。

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2016年8月30日のニュース