大山ぶっつけメジャーでリオ切符獲る!ケガで7週ぶり実戦

[ 2016年7月8日 05:30 ]

USLPGAツアー 全米女子オープン第1日

(7月7日 米カリフォルニア州サンマーティン コルデバレーGC=6784ヤード、パー72)
 女子ゴルフのメジャー第3戦が開幕し、“病み上がり”の大山志保(39=大和ハウス工業)が五輪切符への戦いに挑んだ。世界ランキングで日本人2番手(42位)の大山は首痛により、1カ月半ぶりに復帰。1番から出てまずは2番までパーを並べた。ポイント配分の高いメジャーで上位に入り、世界ランク45位の宮里美香(26=NTTぷらら)、同46位の渡辺彩香(22=大東建託)らとの争いに終止符を打つつもりだ。

 大山が気合で大一番を乗り切る。5月の中京テレビ・ブリヂストンレディース以来、7週ぶりの試合出場がいきなりのメジャーとなった。周囲の心配をよそに「楽しみな気持ちの方が強い。痛みへの不安はあるけれど、やるしかない。気持ち良く、思い切って自分らしいゴルフをしたい」と言い切りティーオフ。1番はパーでスタートした。

 前年大会で5位に入って得た出場権。今大会後の世界ランキングでリオデジャネイロ五輪出場の可否が決まるとあって、重要な一戦と位置づけていた。そんな最中、首や背中を痛め戦線離脱。今大会の欠場も一時は覚悟したが、懸命な治療でぎりぎり間に合った。1日からコースに入り練習ラウンドを実施。「こっちに来てから振っても痛くない。この舞台に戻ってこられたことがうれしい」と明るい表情も戻った。

 開幕前日は練習をせず休養に充てた。コンディションを整え迎える決戦。「競っているけれど、ここでチャンスをものにしたい。五輪もかかっていてこの大会は特別」。ケガやスランプを克服し第一線に立ち続けるベテランが気合十分でプレーを続けた。 

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2016年7月8日のニュース