48分完勝 セリーナV2王手「1球ごとに魂を込めた」

[ 2016年7月8日 05:30 ]

2年連続7度目の優勝へ王手をかけたセリーナ・ウィリアムズ(AP)

ウィンブルドン選手権第11日

(7月7日 英ロンドン・オールイングランド・クラブ)
 女子シングルス準決勝で第1シードのセリーナ・ウィリアムズ(米国)が世界ランキング50位のエレーナ・ベスニナ(ロシア)を6―2、6―0で破り、2年連続7度目の優勝へ王手をかけた。第4シードのアンゲリク・ケルバー(ドイツ)は第8シード、ビーナス・ウィリアムズ(米国)に勝ち初の決勝進出を果たした。決勝は9日に行われる。車いすの部女子シングルスは初戦の準々決勝で第2シードの上地結衣(エイベックス)は逆転負け。6日の第10日は男子シングルス準々決勝で第2シードのアンディ・マリー(英国)が第12シードのジョーウィルフリード・ツォンガ(フランス)に競り勝った。

 34歳のS・ウィリアムズがノーシードから勝ち上がったダブルス巧者ベスニナの勢いを止めた。11本のサービスエースを決め、第1サーブでのポイント獲得率は96%。わずか48分間の完勝で「スコアほど簡単な試合ではなかった。1ポイント、1球ごとに魂を込めた」と涼しい顔で歓声に応えた。今季は全豪、全仏とも決勝で敗れたが、過去6度優勝の今大会で2連覇を達成すれば、4大大会の優勝回数で1968年のオープン化以降ではグラフ(ドイツ)に並び最多22度となる。偉業達成へ「決勝でもやることは変わらない。全力で1ポイントごとにエネルギーを注ぎたい」と余裕の笑顔で引き揚げた。

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2016年7月8日のニュース