白井 新技3回半ひねり挑戦に前向き「1回立てたことは自信に」

[ 2016年6月4日 18:16 ]

<全日本体操種目別選手権・予選>鉄棒の演技の前に笑顔を見せる白井

体操全日本種目別選手権予選

(6月4日 東京・国立代々木競技場)
 体操のリオデジャネイロ五輪代表最終選考会を兼ねる全日本種目別選手権の予選が4日、東京・国立代々木競技場で行われた。白井健三(19=日体大)は平行棒、鉄棒ともに予選落ちしたが、シードで5日の決勝から出場する床運動、跳馬へ向け手応えを語った。

 平行棒は14・900点で13位、鉄棒は13・550点で20位。鉄棒はコバチで落下するアクシデントもあったが、攻めた結果の失敗と前向きに捉えている。「きょうは少し挑戦者の気持ちで臨んだんですが、あしたはもう少しプライドを持って。自分の演技ができれば絶対勝てる」と得意種目への自信を口にした。

 跳馬では「シライ/キムヒフン」(伸身ユルチェンコ3回ひねり)を超える新技の3回半ひねりに期待がかかる。3日の練習では1度成功しており、「1回立てたということは自分の中で自信になります」。実際に挑戦するかどうかについては「安全が一番大事なので。少しでも危ない要素があれば3回ひねりで」と慎重な姿勢を崩さなかったが「積極的に使っていきたい方向ではいるんですけど」と色気を見せた。

 最終的には当日判断になるが、「攻める気持ちはきょうしっかり持てたので。攻める気持ちがあしたいい方向に出てくれると」と笑顔を浮かべた。

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2016年6月4日のニュース