エジプトで「大砂嵐杯」 子どもたちと取組

[ 2016年6月4日 06:04 ]

 大相撲初のアフリカ大陸出身力士、大砂嵐関(24)=本名アブデルラフマン・シャーラン=の母国エジプトの首都カイロで3日、相撲大会「大砂嵐杯」が開催された。約3年ぶりに帰国中の大砂嵐関が、現地に滞在する日本人やエジプト人の子どもたちと相撲を楽しんだ。

 大砂嵐関を土俵に“転がし”、会場を沸かせたカイロ日本人学校に通う小学3年生、段堂陽太君(9)=岡山県出身=は「手加減してくれたけど、強かった」と話した。大砂嵐関は「子どもたちはみんな強い。幸せな気持ちです」と声を弾ませた。「日本に戻ったら、しっかり稽古したい」と語った。

 大砂嵐杯はエジプトで発足したファンクラブが主催。2014年5月、15年11月に続き3回目で、大砂嵐関は今回初めて参加した。エジプト代表の相撲チームの選手らによる力のこもった取組も繰り広げられた。(共同)

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2016年6月4日のニュース