バレー女子 リオ切符へ最初のヤマ場 “全員守備”で韓国大砲封じを

[ 2016年5月17日 14:56 ]

カザフスタンに勝利し、真鍋監督(左)とタッチを交わす古賀

 リオデジャネイロ五輪の出場権を懸けたバレーボール女子の世界最終予選兼アジア予選(東京体育館)に出場している世界ランキング5位の日本は17日午後7時から同9位の韓国と対戦する。

 4大会連続の五輪切符獲得を狙う真鍋ジャパンにとって、格下のペルー、カザフスタンに連勝し、中1日で迎える韓国戦は最初のヤマ場だ。4年前のロンドン五輪の3位決定戦では勝利したが、その前の最終予選では苦杯を喫している。日本はその韓国戦の黒星が尾を引いて4勝3敗。最後はセット率の差によって五輪圏内の4番手を確保するヒヤヒヤの切符獲得だった。

 韓国の脅威は何と言っても1メートル92の大砲、金軟景(キム・ヨンギョン)だ。イタリア戦26得点、オランダ戦24得点と今大会も絶好調。2大会連続の五輪出場へ、そしてロンドン五輪本番で負けたリベンジに向けて、大黒柱は「日本でも韓国でも注目される試合。いい試合をしたい」と気合が入っている。

 真鍋監督はその相手エースを警戒し「世界ナンバー3に入るベストプレーヤー。我々のブロックですべてを抑えることはできない。ブロックでストレスを与えて、スパイクレシーブにつなげて全員で守りたい」と話す。日本は今大会、サーブが調子いい。サーブで相手のリズムを崩し、金軟景にプレッシャーをかけていきたい。

 ▽バレーボール女子のリオデジャネイロ五輪への道 8チームの総当たり戦で(1)アジア4チームの中の最上位チーム(2)その他7チームの上位3チーム、に入れば出場権が与えられる。五輪出場は12チームで、既にブラジル、中国、セルビア、ロシア、アルゼンチン、米国、カメルーンが出場権獲得。世界最終予選のプエルトリコ大会(5月20~22日)でもう1チームが決まる。

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2016年5月17日のニュース