松山「悔しい」失速7位…序盤でつまずいた

[ 2016年5月17日 05:30 ]

最終ラウンド、バーディーパットを外した松山英樹

米男子ゴルフツアー プレーヤーズ選手権

(米フロリダ州ポンテベドラビーチ TPCソーグラス=7215ヤード、パー72)
 4打差の2位から出て逆転を狙った松山英樹(24=LEXUS)は3バーディー、2ボギー、1ダブルボギーの73とスコアを落とし、通算9アンダーの279で7位に終わり、米ツアー通算3勝目はならなかった。世界ランキング1位で初日から首位のジェーソン・デー(28=オーストラリア)が71をマークし、通算15アンダーで今季ツアー3勝目、通算10勝目を挙げた。

 4打差を追ってスタートした最終日。大観衆に囲まれて歩いた松山だったが、序盤のつまずきで優勝争いから脱落した。挽回しきれず順位を落とし「悔しいですね…。悪いところが全て出た感じ」と唇をかむしかなかった。

 米ツアーでは自身5度目の最終日最終組は世界ランク1位のデーとの2サムだったが、松山は1番でいきなり後退した。左ラフからの2打目をグリーン左のバンカーに入れ、寄せきれずボギー。3番パー3ではバンカーからの第2打がグリーンに乗らず、2メートルのボギーパットも外れて痛恨のダブルボギーを叩いた。デーとはこの時点で7打差と、厳しい状況に追い込まれた。

 巻き返しに転じたいところだったが、ショット、パットともにかみ合わない。フェアウエーキープ率は4日間で最低の42・86%。スコアを落とした3ホールは、全てバンカーからのリカバリーがうまくいかなかった。パターも前日と同じピン型のエースパターを起用したが、2~3メートルのチャンスを外す場面もあった。「緊張しても崩れないショットをつくることが重要」と肩を落とす。

 だが、第5のメジャーと呼ばれる大舞台で存在感は示した。「やはりこの位置でしか分からないことがある。練習して少しでも上達できるように。今からでも考えてやっていけたら」と話し、コースを後にした。

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2016年5月17日のニュース