ラプターズ チーム初となる7試合制のシリーズ突破に王手

[ 2016年4月27日 15:52 ]

 NBAは26日、東地区1回戦の2試合をトロントとアトランタで行い、2位ラプターズは102―99(前半52―61)で7位ペイサーズを下して3勝2敗。チーム初となる7試合制のシリーズ突破に王手をかけた。

 試合はホームにもかかわらず大苦戦。開始早々から一度もリードを奪うことなく第3Q終了時点で13点を追う展開となっていた。しかし第4Qの5分29秒に新人のノーマン・パウエル(22)がシュートを決めて92―92と追いつき、7分45秒にはこの日34得点を挙げたデマー・デローザン(26)が3点シュートを決めて勝ち越した。

 ペイサーズはポール・ジョージ(25)が39得点を稼いだものの、第4Qで9―25と失速。3点を追って迎えた残り2秒からのプレーでジョージのパスを受けたソロモン・ヒル(25)が3点シュートを決めたが、試合終了を告げるブザーのあとのリリースと判断されて“幻の決勝弾”となった。

 1995年にリーグに加入したラプターズはこれが通算8回目のポストシーズン。シリーズを制覇したのは1回戦が5試合制だった2001年のニックス戦だけで、現行システムで7試合制(4勝先勝)に勝ったことはない。それだけにトロント市民の期待は大。29日の第6戦は敵地インディアナポリスでの開催となるが、パブリック・ビューイングで多くのファンが戦況を見つめることになるだろう。

 4位ホークスは5位セルティクスに110―83(前半47―39)と圧勝して3勝2敗。序盤はもたついていたが第2Q終了間際に、この日16得点のケント・ベイズモア(26)が3点シュートを3本連続で成功させて勢いを取り戻し、第3Q終了時点で27点のリードを奪って早々と勝負を決めた。

 ボストンでの第3戦と第4戦で計70得点を挙げたセルティクスのぽんとガード、アイゼイア・トーマス(27)はホークスの執ようなマークにあってわずか7得点。終盤には左足首を捻挫してプレーを断念した。

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2016年4月27日のニュース