審判部 力士会に出席、異例の駄目押し&手つき注意

[ 2016年4月27日 05:30 ]

力士会会長を日馬富士(右)に引き継いだ白鵬

 大相撲の全関取で構成される力士会が26日、両国国技館で行われ、審判部の二所ノ関部長(元大関・若嶋津)ら幹部3親方が出席し、勝負がついた後の駄目押しや立ち合いの手つきなどについて異例の注意喚起をした。

 3月の春場所では横綱・白鵬の駄目押しにより、当時副部長だった井筒審判長(元関脇・逆鉾)が左足を骨折。二所ノ関部長は「名前は言わない。本人が一番分かるでしょう」と話し、友綱副部長(元関脇・魁輝)は「同じようなことを繰り返すなら力士としてあるまじきこと」と厳しい目を向けた。また、手つきで呼吸を合わせるよう通達した意図について二所ノ関部長は「立ち合いが乱れている」と説明。これまで1つの取組につき3度の立ち合い不成立で力士に注意していたが、友綱副部長は「何回とかではなく目に余れば呼び出す」と場合によっては一度でも注意する方針を示した。また、一部力士からは物言いの際により具体的な説明を要望する声が出たという。

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2016年4月27日のニュース