スノボ強化指定の未成年男子選手 昨年米遠征中に大麻使用

[ 2016年4月27日 05:30 ]

 全日本スキー連盟(SAJ)の強化指定を受けている未成年のスノーボード男子選手が、昨年12月の米国コロラド州への遠征中に大麻を使用していたことが26日、関係者への取材で分かった。SAJは27日に臨時理事会を開いて処分などを協議する。未成年のため氏名は公表しない方針だが、国際大会上位の実績がある別の未成年選手も関与した疑いがあり、SAJが調査している。

 スノーボードではトリノ五輪前年の2005年、当時19歳だった日本の男子選手が競技会でのドーピング検査で大麻に陽性反応を示し、国際スキー連盟(FIS)から10カ月の資格停止処分を受けたが、選手自身は使用を否定。処分期間後に復帰し、トリノ五輪に出場したケースがある。また、2014年にはスノーボード全日本選手権の元王者が大麻取締法違反容疑で逮捕されたこともある。

 コロラド州では18歳以上で医療用大麻のライセンスを所持することができ、娯楽用大麻の使用は21歳以上で合法とされる。だが、仮に今回の当該選手が18歳以上だとしても、法に触れなければいいという問題ではない。スポーツ選手である以上、ドーピング検査に引っかかる行為に、自ら手を出すこと自体が“大罪”だ。ましてや、スポーツ界ではバドミントン男子の日本代表選手による違法カジノ店での賭博行為が発覚したことにより、選手のモラルを問う声が高まっている。相次ぐ不祥事の発覚で、スポーツ界全体への悪影響が大いに懸念される。

 スノーボードはソチ五輪で3個のメダルを獲得し、注目度が高まった。開幕まで2年を切った平昌大会ではさらなる活躍が期待されていただけに、イメージアップに努めてきた関係者の努力がふいになる可能性もある。SAJのある幹部が「“またあの種目だ”となっちゃう」と嘆くのも無理はなかった。

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