錦織ストレート勝ちで準決勝へ ピンチ直後9ゲーム連取で完勝

[ 2016年4月22日 23:25 ]

シングルス準々決勝でリターンする錦織(AP)
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 男子テニスのバルセロナ・オープン第5日は22日、バルセロナで行われ、大会3連覇を目指す第2シードの錦織圭(26=日清食品)はシングルス準々決勝で第11シードのアレクサンドル・ドルゴポロフ(27=ウクライナ)と対戦。7―5、6―0のストレート勝ちで準決勝へ進出した。

 ドルゴポロフはジュニア時代からの旧友。過去4戦して全てストレート勝ちと好相性の相手に、第1セットは第9ゲームまで互いにキープしあう展開。第10ゲームで錦織は自身のサービスゲームで相手のセットポイントを4回しのぎキープすると、チャンスは直後にやってきた。第11ゲームは逆にデュース4回とドルゴポロフが粘ったが、錦織がこの日初めてブレーク。続くゲームも連取し第1セットを先取した。

 第1セット終盤の勢いそのままに、第2セットは第1ゲームをいきなりブレーク。そのまま1ゲームも失わず、第1セットから通算で9ゲーム連取しこのセットを制した。

 準決勝では世界ランキング22位のブノワ・ペア(26=フランス)と対戦する。ペアとはこれまで4回対戦し2勝2敗。だが昨年の全米オープン1回戦、楽天ジャパン・オープン準決勝と最近の2試合はペアに苦杯を喫している。

 ▼錦織圭の話 今日は厳しい試合だったが、満足している。(第1セット第10ゲームは)8割ぐらい彼のペース。第1セットを取れたのが不思議なぐらい。セットポイントでもしっかり守れて、キープしてから気持ちが楽になって吹っ切れた。

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