ウォリアーズ連勝6でストップ ロケッツ、ハーデンが土壇場決めた

[ 2016年4月22日 15:25 ]

終了直前、逆転のシュートを決めるロケッツのハーデン

 リーグ全体首位のウォリアーズは敵地ヒューストンで西地区8位ロケッツに96―97(前半48―55)で敗れて2勝1敗。このカードの連勝も6でストップした。

 スティーブ・カー監督(50)は初戦で右足首を捻挫した得点王のステファン・カリー(28)を第2戦に続いて休養させて応戦。第2Qで一時17点差をつけられながら、第4Qに入って猛追した。

 そして残り3分7秒、フリースロー成功率が48・9%のドワイト・ハワード(30)に仕掛けた“ハック攻撃”が効を奏して流れを変え、残り1分24秒にガードのイアン・クラーク(25)がフローターでシュートを決めて94―93と逆転。残り41秒、マイケル・ビーズリー(27)にフリースローを2本決められ、残り14・4秒でも相手のスローインだったがここでも粘った。

 ショーン・リビングストン(30)がスローインからのパスをインターセプト。すぐに速攻に転じて最後は再びクラーク(この日11得点)がレイアップを決めた。

 スコアは96―95と1点リード。しかしアンドレ・イグダーラ(32)がこの日35得点を挙げたロケッツのジェームズ・ハーデン(26)の個人技を防げず、残り2・7秒に致命的なジャンプシュートを決められて敗れ去った。

 誤算だったのは今季276本の3点シュート(歴代3位)を成功させたクレイ・トンプソン(26)の不調。17得点を挙げたものの、残り3分を切ってから放った2本の“長距離砲”はいずれもリングに嫌われ、第3戦では7本全部失敗してカリーの穴を埋めることができなかった。

 再逆転されたあとの最後も悔いが残る場面。トンプソンのスローインをトップの位置で受けたドレイモンド・グリーン(26)がボールを自分の足に当ててアウト・オブ・バウンズ。シュートに持ち込めないまま試合は終わった。

 ロケッツは第2戦までと違ってハーデン以外の選手も好守両面でプレーに絡み、フォワードのドナタス・モティユーナス(25)は14得点13リバウンドをマーク。ベンチから出たビーズリーも21分で12得点を稼ぐなど、ハーデンへの一極集中を回避させて勝利に貢献した。

 西地区3位のサンダーは敵地ダラスで6位マーベリクスに131―102(前半58―48)で勝って2勝1敗。第2戦でフィールドゴール成功率が21・2%(33本中成功7本=21得点)に終わったケビン・デュラント(27)が34得点を挙げてホーム・アドバンテージを取り戻した。

 東地区2位のラプターズも敵地インディアナポリスで7位ペイサーズを101―85(前半53―36)で退けて2勝1敗。第2戦まで不調だったカイル・ラウリー(30)とデマー・デローザン(26)がともに21得点を稼いでチームを引っ張った。

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