東京五輪エンブレム 来月8日に最終候補公開、決定は4月中

[ 2016年3月28日 17:30 ]

 2020年東京五輪・パラリンピックの新たな公式エンブレムを選定する大会組織委員会のエンブレム委員会は28日、東京都内で会合を開き、商標調査などの手続きが順調に進めば、来月8日に最終候補作品を一般に公開する方針を決めた。

 宮田亮平委員長(東京芸術大学長)は、採用作品の決定は4月中を目指すとの見通しを示した上で「なるべく早く公表したい気持ちがある。皆さんがどういう反応を示してくださるか楽しみだ」と話した。関係者によると、決定は来月25日で調整している。

 また、選考の透明性を高めるため、最終審査冒頭の候補作品の紹介や国民からの意見募集の結果報告はインターネット上で公開することも決めた。

 現在は四つに絞り込まれた候補作品の商標調査と商標登録の出願手続きが進んでおり、組織委は公表後、1週間から10日程度、インターネットやはがきで意見を募集する。最終審査では委員21人による投票で過半数を得た作品を選び、即日開催する組織委の理事会で承認を得て新エンブレムを発表する予定。

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2016年3月28日のニュース