マリリン「みんなに感謝 カナダで喜ばれる試合ができて誇り」

[ 2016年3月28日 09:40 ]

決勝に臨んだスキップ藤沢五月(AP)

カーリング女子世界選手権

(3月27日 カナダ・スウィフトカレント)
 日本代表のLS北見は27日、決勝で2連覇中のスイスと対戦。6―9で敗れ、初の金メダルを逃した。

 日本は第6エンドで2点を取り、3―2と逆転。この日初のリードを奪った。第7エンドで3点を失い、3―5とされたが、第8エンドで3点を奪い、6―5と再逆転に成功。しかし、第9エンドで2点を取られ、6―7と再びリードを奪われた。

 1点を追う最終第10エンド。決まれば延長だったスキップ・藤沢五月(24)のショットは無情にもハウス(円)を通過し、惜敗。藤沢はメンバーと抱き合い、悔し涙を流した。

 2010年に自身を中心としたLS北見を結成し、昨秋に出産した本橋麻里(29)は控え。スキップの藤沢、吉田知那美(24)夕梨花(22)の姉妹と鈴木夕湖(24)の4人で初の決勝へ駒を進めた。

 ▼本橋の話 みんなに、ありがとうの一言ですね。いつも通り、笑顔のあふれるゲームをしてくれていたので、信じるのみかなと。選手と同じ目標を持って、焦らずおごらず、そういう気持ちで見守っていました。負けたことは悔しいですが、また目標となるチームが目の前にいてくれるありがたさ、チームメートが一戦一戦、身を削って戦ってくれた舞台だったので、本当にありがたい。カナダで喜ばれる試合、見ている人を幸せにするようなゲームをしてくれたことが誇りです。

 ▼吉田知那美の話 やってきたことが一つの結果になったことは誇りに思う。まだ伸びしろはある。この負けを大切に、ひたむきに練習を頑張りたい。

 ▼吉田夕梨花の話 最後の最後まで試合ができたことはうれしく思う。最後は負けたが、幸せな楽しい時間だった。言葉では表せないくらい、最高の舞台だった。

 ▼鈴木の話 負けて大会が終わったので、うれしい半分、悔しい半分。もっと安定して投げられる選手になりたい。

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