カーリング女子準V 藤沢号泣「私の責任」「経験の差」

[ 2016年3月28日 08:55 ]

準優勝に終わり、地元テレビ局のインタビューに悔し涙を流すスキップ藤沢五月(AP)

カーリング女子世界選手権

(3月27日 カナダ・スウィフトカレント)
 日本代表のLS北見は27日、決勝で2連覇中のスイスと対戦。6―9で敗れ、初の金メダルを逃した。

 日本は第6エンドで2点を取り、3―2と逆転。この日初のリードを奪った。第7エンドで3点を失い、3―5とされたが、第8エンドで3点を奪い、6―5と再逆転に成功。しかし、第9エンドで2点を取られ、6―7と再びリードを奪われた。

 1点を追う最終第10エンド。決まれば延長だったスキップ・藤沢五月(24)のショットは無情にもハウス(円)を通過し、惜敗。藤沢はメンバーと抱き合い、悔し涙を流した。

 2010年に自身を中心としたLS北見を結成し、昨秋に出産した本橋麻里(29)は控え。スキップの藤沢、吉田知那美(24)夕梨花(22)の姉妹と鈴木夕湖(24)の4人で初の決勝へ駒を進めた。

 ▼藤沢の話 いやー、おめでとうとは、まだ思えないですね。最後のショットはスキップのやるべき仕事なので、決め切れなかったのは私の責任。チームに対して申し訳ないなと思いました。よくよく考えると、経験の差、作戦の差をあらためて実感したので、私もスキップとしてもっと経験を積んで、ここぞという時に攻められるような、もっと強いスキップにならなきゃいけないなと思いました。本当に悔しい思いしかない。ファイナルまで来れば金メダルを、というふうに思っていた方もたくさんいたと思うので、期待に応えられなかったのは申し訳ないです。また新たに課題をもらったので、また一からやり直したいと思います。

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