シャンソン、再提訴考えず 落ち度認めていない…審判側は抗議

[ 2016年2月24日 20:42 ]

 バスケットボール女子Wリーグでの試合判定をめぐる訴訟を取り下げたシャンソン化粧品が24日、東京都内での記者会見で経緯について説明し、問題解決に向けて設置された第三者委員会の最終見解を受け入れる方針も明らかにした。代理人の御宿哲也弁護士は「納得がいかなければ異議は申し立てるが、再提訴は考えていない」と述べた。

 シャンソン側は取り下げの理由の一つに、提訴対象の審判員が所属する神奈川県協会から、本人が判定での落ち度を認めて反省している、と伝えられたことを挙げた。だが、主審の男性審判員はこの日、代理人を通じ落ち度を認めたとの認識は事実誤認として抗議の声明を発表した。

 第三者委に関する要望書の中でシャンソンは、公正な立場からのメンバー選定や、男子リーグの審判員をメンバーに加えることなどを求めた。ただ、第三者委の第1回会合の内容は開示されず、シャンソン側への意見聴取もまだ行われていないという。シャンソンは今季終了までの早期解決を要望しており、杉山明宏部長は「早くヒアリングしてもらいたい。(第三者委は)説明責任を果たさないといけない」と訴えた。

続きを表示

2016年2月24日のニュース