両国で「五輪場所」20年東京パラの開催前に巡業プラン

[ 2016年2月24日 06:27 ]

意見交換を前に握手する遠藤五輪相(左)と日本相撲協会の尾車事業部長

 大相撲の尾車事業部長(元大関・琴風)は都内で行われた遠藤利明・五輪パラリンピック担当相との会談後、20年東京五輪直後の8月中旬に両国国技館で巡業「東京五輪場所(仮称)」を行うプランを明かした。

 以前から交流のあった両氏は東京五輪へ向けて意見交換を行い、遠藤大臣は「世界から大勢の観客が訪れる。日本の文化を世界に発信するいい機会」として相撲界にも協力を要請し、尾車事業部長は「相撲も五輪に参加させていただきたい。お役に立てればうれしい」と応じた。

 98年長野五輪の際には開会式で力士が国旗を持って入場し、横綱・曙が土俵入りも行ったが今回浮上した案が巡業だ。五輪とパラリンピックの開催は8月中旬に約2週間の間隔が空く。国技館は五輪ではボクシング会場となるが、パラリンピックでは使用されない。その期間を利用して海外のお客さん向けに興行を開催するというもの。尾車事業部長は「本場所は無理だけど、巡業のような形で行えたらいい。初っ切りや髪結いなんかはお客さんに喜んでもらえる」と語った。

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2016年2月24日のニュース