シャンソン提訴取り下げ 第三者委員会設置で問題解決の糸口

[ 2016年2月24日 05:30 ]

 バスケットボール女子、Wリーグのシャンソン化粧品は23日、試合の判定をめぐって主審を務めた男性審判員に約3000万円の損害賠償などを求めた静岡地裁への提訴を同日付で取り下げた。代理人の御宿哲也弁護士が明らかにした。

 提訴を機に女子日本リーグ機構による第三者委員会(倫理委員会)が設置され、シャンソンが当初から求めてきた原因究明などを行っていくことで問題解決の糸口がつかめたと判断したとみられる。シャンソンは24日に都内で会見し、経緯などを説明する。

 シャンソンは昨年11月のデンソー戦で、一度出された判定が不当に覆ったと主張。主審やリーグ側から説明がなかったことを問題視し「意図的に不利な判定を下した」として昨年12月28日付で静岡地裁に提訴した。主審個人への損害賠償請求などには批判の声もあり、スポーツ界に波紋が広がっていた。

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