ウォリアーズ 敵地でサンズ下し11連勝、52戦で48勝は史上最速

[ 2016年2月11日 17:58 ]

サンズ戦で26得点を挙げたウォリアーズのカリー(AP) 

 NBAは10日に各地で12試合を行い、ほとんどのチームが球宴前の前半戦を終了。ウォリアーズは敵地フェニックスでサンズと対戦し、112―104(前半57―43)で勝って11連勝を飾った。

 ステファン・カリー(27)は26得点を挙げ、チームは48勝4敗の好成績。52戦終了時点での48勝は、95年シーズンのブルズと66年シーズンの76ersを1勝上回る史上最速ペースとなった。

 ブルズはそのシーズンで年間最高成績となる72勝10敗を挙げており、ウォリアーズは残り30試合で25勝をマークすると新記録を樹立する。

 不振を極めるサンズは9連敗で14勝40敗。タイムアウトの最中にマーキーフ・モリス(25)がアーチー・グッドウィン(21)を手で押して激しい言葉で詰め寄る場面もあった。

 西地区でウォリアーズを追うスパーズは敵地オーランドでマジックに98―98(前半50―51)で競り勝って45勝8敗。6連勝を飾って前半戦をターンした。試合は第4Q序盤で14点を追う展開だったもののここから猛追。残り0・9秒、この日29得点のカワイ・レナード(24)が勝ち越しのジャンプシュートを決めて勝利をもたらした。膝を痛めていたティム・ダンカン(39)は9試合ぶりに戦列に復帰。18分の出場時間で5得点だった。

 マジックは惜しい星を落として23勝29敗。28得点を稼いだエバン・フォーニエー(23)が残り13・3秒に同点の3点シュートを決めたが、最後はレナードを阻止できなかった。

 キャバリアーズは地元クリーブランドでレイカーズを120―111(前半64―47)で下し、3連勝で38勝14敗。レブロン・ジェームズ(31)が29得点11アシスト、カイリー・アービング(23)が35得点をマークしてチームを引っ張った。ただしケビン・ラブ(27)は昨季のプレーオフで痛めて手術を受けた左肩を再び負傷。第2Qで退いた。

 レイカーズは3連敗で11勝44敗。クリーブランドでは最後の試合となったコービー・ブライアント(37)はFG成功率こそ31%と低かったが17得点をマーク。試合が終わると、数々の激闘をともに演じてきたジェームズと抱擁を交わし、クリーブランドに別れを告げた。

 セルティクスは地元ボストンで延長の末にクリッパーズを139―134(前半71―64、延長17―12)で退けて32勝23敗。球宴に出場するアイゼイア・トーマス(26)が36得点11アシストをたたき出し、ホームでは8連勝を飾った。

 クリッパーズの連勝は3で止まって35勝18敗。クリス・ポール(30)が35得点13アシスト、ディアンドレ・ジョーダン(27)が21得点16リバウンドを稼いだものの、2試合連続となった延長で力尽きた。

 ブルズは地元シカゴでホークスに90―113(前半48―53)で敗れて4連敗で27勝25敗。膝を痛めたジミー・バトラー(26)に代わって6度目の球宴出場が決まったパウ・ガソル(35)が20得点10リバウンドをマークしたものの、低落傾向に歯止めをかけられなかった。

 ホークスは31勝24敗で前半戦を終了。17得点8アシストのジェフ・ティーグ(27)ら8人が2ケタ得点を記録してブルズを寄せつけなかった。

 なおNBAは11日にサンダー対ペリカンズ、バックス対ウィザーズの2試合を行って前半戦を終了し、オールスター・ウィークエンドに突入。65回目を迎えたオールスターゲームは14日(日本時間15日)にカナダのトロントで開催される。

 <その他の結果>ホーネッツ(27勝26敗)117―95ペイサーズ(28勝25敗)、キングス(22勝31敗)114―110 76ers(8勝45敗)、グリズリーズ(31勝22敗)109―90ネッツ(14勝40敗)、ナゲッツ(22勝32敗)103―92ピストンズ(27勝27敗)、ティンバーウルブス(17勝37敗)117―112ラプターズ(35勝17敗)、ペリカンズ(20勝32敗)100―96ジャズ(26勝26敗)、トレイルブレイザーズ(27勝27敗)116―103ロケッツ(27勝28敗)

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