葛西 自らの最年長表彰台記録を更新!2回目大ジャンプで3位に

[ 2016年2月11日 02:57 ]

優勝したペテル・プレブツ(中)、2位のステファン・クラフト(左)3位の葛西紀明(AP)

 ノルディックスキーのワールドカップ(W杯)ジャンプ男子は10日、ノルウェーのトロンヘイムで個人第16戦(HS140メートル、K点124メートル)が行われ、葛西紀明(土屋ホーム)が1月31日の札幌大会に続く今季最高タイの3位。自身が持つW杯最年長表彰台記録を43歳8か月に更新した。

 1回目は127メートルで10位だったが、2回目にジャンプ台記録に並ぶ最長不倒の143メートルの大ジャンプを見せ、一気に順位を挙げた。個人の表彰台は今季3度目で通算59度目。

 W杯個人総合首位のペテル・プレブツ(スロベニア)が135メートル、132メートルを飛び、285・5点で今季9勝目、通算15勝目を挙げた。2位は273・2点でステファン・クラフト(オーストリア)が入った。

 日本勢は伊東大貴(雪印メグミルク)が123・5メートル、131メートルの254・9点で5位、竹内択(北野建設)は1回目に130・5メートルで5位に付けたが、2回目で107メートルと失速し23位に終わった。

 栃本翔平と伊藤謙司郎(ともに雪印メグミルク)作山憲斗(北野建設)は2回目に進めず、それぞれ31位、43位、44位だった。

 ▼葛西紀明の話 しびれた。10位からのごぼう抜きは最高の気分。(2回目は)飛んだ瞬間から高くて、下の風も良かったのでぐわっと伸びた。(1月30日に誕生した長女に)いいプレゼントになった。

 ▼伊東大貴の話 順位は上出来。飛んでいるフィーリングが悪いまま終わったので、しっくりきていない5位。2回目はジャンプ人生で一、二を争うぐらい(風に)たたき落とされた。

 ▼竹内択の話 1回目はまずまず良かった。いけると思ったけど…。風が強かった。仕方ない。ジャンプは安定してきている。(表彰台は)そんなに遠くないと思う。

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