ウィンブルドンでも…テニスで八百長横行 BBC 調査文書入手で報道

[ 2016年1月18日 10:20 ]

 ウィンブルドン選手権を含むトップクラスのテニスの試合で八百長が横行していると17日、英BBC放送(電子版)が報じた。男子ツアーを統括するATPが2007年に実施した八百長に関する調査文書をBBCが入手。世界ランキング50位に入ったことのある選手16人が、過去10年間に敗退行為をした疑いがあるという。四大大会優勝者も含まれている。

 調査によると、ロシアやイタリア北部などに本拠を置く組織が、八百長が疑われる試合に賭けて10万ポンド(約1700万円)以上を得ていた実態が明らかになった。その内の3試合はウィンブルドン選手権だったという。

 またBBCは、ブックメーカー(賭け屋)などが八百長関与を疑っている現役選手のリストも入手。8人は18日開幕の全豪オープンに参加している。ただし電話の通話記録や銀行口座の履歴など八百長を断定する証拠がないため、選手の名前は公表しないとした。(共同)

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