日本代表、サモア圧倒26―5で歴史的2勝目!8強進出に望み

[ 2015年10月3日 23:29 ]

<日本・サモア>前半終了間際、トライを決める山田(右)

ラグビーW杯イングランド大会1次リーグB組 日本代表26―5サモア代表

(10月3日 英国・ミルトンキーンズ)
 ラグビーのワールドカップ(W杯)イングランド大会第12日は3日、英国のミルトンキーンズで1次リーグB組の試合が行われ、世界ランク12位の日本代表が同11位のサモア代表と対戦。26―5で勝利し2勝目を挙げた。勝ち点を8に伸ばし同日に行われる南アフリカ―スコットランド戦前の時点で2位に浮上。準々決勝進出へ望みをつないだ。

 初戦で優勝候補の南アフリカから歴史的金星を挙げた日本は、中3日で臨んだ第2戦のスコットランド戦に苦杯。1勝1敗で第3戦のサモア戦に臨んだ。

 前半7分、相手陣内に攻め込んだ日本は中央から左に展開して最後は五郎丸のトライが決まったかに見えたが、その前のプレーで相手ファウルがありペナルティゴール(PG)に。このPGを五郎丸が冷静に決めて日本が3点先制した。

 相手選手2人がシンビン(10分間の一時退場)となり、2人分の数的有利となった24分、日本はじりじりと相手陣内に攻め込む。ゴール手前でのスクラムでは、相手がスクラムを故意に崩したとみなされ認定トライを奪った。コンバーションゴールを五郎丸がキッチリ決めてリードを広げた。

 相手選手2人が戻ったあとも日本は攻撃の手を緩めず34分には五郎丸がPGで3点を挙げ、41分には山田が右サイドラインぎりぎりからトライを奪った。続けて角度のある難しいコンバーションゴールを五郎丸が決めて20―0で前半を終えた。

 後半も日本が主導権を握った。前半に五郎丸、田中、ホラニらが要所で効果的なタックルを見舞いサモア攻撃陣の芽を摘んだが、後半もリーチ主将のタックルで後半開始早々のピンチをしのいだ。

 24分にはサモアにこの試合初のトライで失点を許したが、最後まで高い集中力を見せてリードを守り抜いた。

 FB五郎丸は後半も得点を積み重ね、後半8分、19分にもPGを成功させた。この試合で16得点を挙げて通算45点。再び得点ランキングトップに浮上した。

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