2区で好走も報道陣ゼロ…青学大・一色 三代目山の神から主役奪う!

[ 2015年10月3日 09:20 ]

青学大の一色

 “三代目・山の神”から主役の座を奪う。今年の箱根駅伝で初優勝を果たした青山学院大はメンバー8人が残り、今シーズンも優勝候補の筆頭。その中でも「3大駅伝で(区間)1位を獲りたい」と意気込むのが、3年生エースの一色恭志(いっしき・ただし)だ。

 今年の箱根駅伝は各大学のエースがそろった“花の2区”で3位と好走。しかし、脚光を浴びたのは5区山上りで圧巻の走りを見せた神野大地(4年)だった。「1区(久保田和真)も2区(一色)も報道陣はゼロで、一人でチーム(の待機場所)に戻った。やっぱり山の神は凄いなと」。往路優勝後の記者会見で神野に群がる報道陣を目に焼き付けた。

 記録でも心残りがある。初優勝で沸いた青山学院大だが、一色だけが大学の最高記録である青学記録をマークできなかったのだ。「箱根は2区しか考えていない。青学記録を更新して、区間賞を取りに行きたい」と雪辱に燃えている。個人の結果にこだわった上で、チームの2連覇を目指す。

 来年2月には東京マラソンに出場予定。マラソン初挑戦に向けて、今年2月には大学OBの出岐雄大(中国電力)のニュージーランド合宿に参加するなど準備を進めている。3月の立川ハーフでは優勝し、7月のユニバーシアードに出場。「海外勢にどこまで通用するか試したい」と意気込んだものの、大学の先輩である小椋裕介(4年)に11秒差で金メダルを奪われてしまった。「シルバーコレクターと言われている」と自虐的に表現したが、1位への思いは強くなるばかりだ。

 10月12日に学生3大駅伝の初戦、出雲全日本大学選抜駅伝が行われ、いよいよ駅伝シーズンが開幕する。“三代目・山の神”こと神野は調整の遅れから欠場が決定。「各大学のエースや留学生と対決して、青学の一色、ここにあり、というのを見せつけたい」。一色が出雲路で快走を見せ、3冠に向けた主役に躍り出る。 (後藤 実穂)

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