アメリカ原住民団体　レッドスキンズからの小切手受け取り拒否

フィールドにプリントされたレッドスキンズのロゴマーク　（ＡＰ）

　米複数メディアは５日、サウスダコタ州のあるアメリカ原住民団体がプロフットボール、ＮＦＬのレッドスキンズから寄付として贈られた２万５千ドル（約３１２万円）の小切手の受け取りを拒否したと報じた。

　同団体の委員長は自身のフェイスブックで「我々はレッドスキンズ球団からのいかなる金銭の受け取りを拒否する」といった旨の声明を出し、さらに小切手の写真を投稿して「自分たちの魂を売るにはあまりに安すぎる」とのコメントを添えていた。

　レッドスキンズ（赤い肌の集団）とはアメリカ原住民を意味し、以前より原住民側からこのチーム名は人種差別的ではないかと抗議の声が上がっていた。名称の変更を求めて裁判も起こされているが、球団側は「１９３２年のチーム創設から長年ファンに親しまれた名称」と態度を変えるつもりはない。