成田 初出場でキャプテン、女子3年ぶりV導く 青木が称賛

[ 2014年12月15日 05:30 ]

トロフィーの前で笑顔の(左から)大山、アン・ソンジュ、イ・ボミ、成田、室田、倉本

日立3ツアーズ選手権

(12月14日 千葉県千葉市 平川カントリークラブ=男子3605ヤード、シニア3526ヤード、女子3097ヤード)
 国内ツアー3団体の賞金ランク上位者による対抗戦は成田美寿々(22=オンワードホールディングス)がキャプテンを務めた女子が21・5点で3年ぶり3度目の優勝を飾った。男子が20点の2位、シニアは12・5点で3位だった。賞金の20%が東日本大震災で親を亡くした子供たちを支援するために寄付される。

 成田にとって価値あるラウンドだった。MVPを受賞した大山と組んだ団体戦で3点を獲得すると、個人戦でも1・5点を挙げる活躍。初出場でキャプテンを務め、チームに貢献し、「宣言通りに勝つことができてうれしい」と笑顔を見せた。

 72歳が繰り出す技に目を奪われた。青木、池田と対戦した個人戦。「アプローチをする時は近づいて見ていた」と“魔術師”青木のプレーを凝視。7Iを使った逆目のラフからの寄せや、UTをパターのように短く握って転がす姿に「想像もつかないクラブで寄せていた」と尊敬のまなざしだ。青木からも「向上心に満ちた、いい目をしている」とお墨付きをもらった22歳。来季へ向け「やっぱりショートゲームが課題」と種類豊富な青木流のアプローチを習得して夢の賞金女王へ向かう。

 ▼競技方法 各ツアー代表6選手による団体戦。前後半の2ステージの合計ポイントで順位を決定する。前半が交互にボールを打つオルタネート方式のダブルス、後半がシングルス。1位=3点、2位=2点、3位=1点が与えられる。3チームが同じスコアの場合、全てのチームに2点。上位2チームが同じスコアなら1位=2.5点、3位=1点。下位2チームが同じスコアなら1位=3点、2位=1.5点。ティーグラウンドの位置は団体ごとに異なる。

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2014年12月15日のニュース