田子ノ浦部屋が土俵開き 稀勢に続々ハッパ、横綱土俵入り期待

[ 2014年12月15日 05:30 ]

新築の田子ノ浦部屋の玄関前に並ぶ(左から)稀勢の里、高安、田子ノ浦親方、若の里

 大相撲の大関・稀勢の里らが所属する田子ノ浦部屋が14日、東京都江戸川区東小岩に新築した部屋の土俵開きを行った。師匠(元幕内・隆の鶴)が「鳴戸」から「田子ノ浦」に名跡変更して千葉県松戸市の部屋から離れたのが約1年前。これまで旧三保ケ関部屋(東京都墨田区)を借りていたが、このほど約80坪の土地に3階建ての部屋が完成した。

 稽古場では土俵祭りと稽古が行われ、稀勢の里は「いいきっかけになると信じて稽古をしていく。一皮も二皮もむけないと」と決意表明。通常、土俵開きの際には横綱を呼んで土俵入りを行うが、それは見送られた。その理由を師匠は「一番最初に稀勢の里にここで横綱土俵入りをしてほしかった」と説明。午後のパーティーで祝辞を述べた山下和弥・奈良県葛城市長からも「日本人にしめ縄を締めてほしい。それに一番近いのが稀勢の里関」と“念願の横綱土俵入り”に向けてハッパを掛けられた。

続きを表示

2014年12月15日のニュース