藍 終戦…27位で賞金上がらずアジアS参戦絶望的

[ 2014年9月23日 05:30 ]

USLPGAツアー ヨコハマタイヤ・クラシック最終日

(9月21日 米アラバマ州プラットビル RTJトレール・キャピトルヒル=6607ヤード、パー72)
 12位から出た宮里藍(29=サントリー)は72と伸ばせず、通算6アンダーの282で27位に終わった。この結果、通算5アンダーで30位にとどまった宮里美香(24=NTTぷらら)とともに、賞金ランク上位に資格が与えられる10月からのアジアシリーズへの参戦が絶望的となった。上原彩子(30=モスフードサービス)は通算8アンダーで11位。M・J・ハー(24=韓国)が通算21アンダーでツアー通算2勝目を挙げた。

 宮里は最終日に課題のグリーンで苦しんだ。1番で2・5メートル、4番は1メートルから「簡単に打ってしまった」と左に外し、バーディーチャンスをふいにした。一進一退の状況の中、ハイライトは16番パー3だった。逆風の中、ピンまで130ヤードを7Iでフルショット。手前に落ちてカップの数センチ手前で止まった。バーディーとしたが「プロになって一度もホールインワンがないのでそろそろ入るかなと思ったのに入らなかった」と悔しがった。

 ツアーはこの後、10月2日開幕のレインウッド・クラシック(中国)から6試合をアジアで開催する。だが、これらの大会は賞金ランク上位70~80人にしか出場権利がなく、83位の宮里は「少し足らなかったと思う」と話すように現時点で出場は絶望的。この大会が今季の米ツアー最終戦になる可能性もある。今後は3週間ほどの休養を挟んで「(主催者推薦で)日本ツアーに出ることも考えたい」と明かした。

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2014年9月23日のニュース