小川ジュニア 3回戦でまさかの敗退「終わっちゃったんで…」

[ 2014年8月5日 05:30 ]

全国高校総体・柔道 男子個人100キロ超級の3回戦で敗れた修徳・小川雄勢

全国高校総合体育大会第4日 柔道男子100キロ超級

(8月4日 千葉・成田市体育館)
 プロレスラーの小川直也(46)を父に持つ雄勢(18=東京・修徳3年)は3回戦でまさかの敗退。試合後は放心したように視線を泳がせ「終わっちゃったんで…」とだけ発した。

 3月の全国高校選手権では無差別級優勝。この日も初戦の2回戦を順当に突破したが、3回戦は1メートル89の自身を3センチ上回る奥野(大阪・東海大仰星)を相手に主導権を握れない。得意の左つり手を封印されて有効2つを奪われると、払い巻き込みで技ありを取られ、そのまま抑え込まれた。

 前日は団体戦準優勝で高校3冠を逃し、2日連続のショック。父・直也は「これからの人生を考えれば良かった」と言えば、全日本男子の井上康生監督も「今の時点で課題が見えたのはいいこと」と語った。未完の大器の柔道人生は、まだまだこれからだ。

続きを表示

2014年8月5日のニュース