今季皆勤賞のタフネス若林首位守った!2年ぶりV頂きます

[ 2014年7月6日 05:30 ]

若林舞衣子は5番ホール、ティーショットの順番を待つ間、笑顔を見せる(右は横峯さくら)

女子ゴルフツアー 日医工女子オープン第2日

(7月5日 富山市 八尾カントリークラブ=6454ヤード、パー72)
 ツアー通算2勝の若林舞衣子(26=ヨネックス)が7バーディー、2ボギーの67をマークし、首位を守った。持ち味のパットが2日続けて好調で、2位に2打差をつけた。今季は全18試合に出場するタフネス。試合がない来週は沖縄旅行を計画しており、2年ぶりの勝利をバカンスの手土産にする。横峯さくら(28=エプソン)は70と伸び悩み、通算9アンダーで首位から3位に後退した。
【第2成績】

 グリーンを完全に手なずけた。若林のパットがまたしてもさえ渡る。2番から3ホール続けて4メートルのバーディーパットをズドン。7個のバーディーは短くて4メートル、長くて8メートルと、遠くから獲物を仕留め続けた。「ラインが読めている。もともとパットの調子に大きな幅はないけど、こんなに5~6メートルが入ることはないです」。パット巧者の26歳が自ら驚くほどの好調さだった。

 今大会から、ボールに印字された中心線と打ちたい方向を合わせてパットをしている。これまでは無頓着だったが「向きが合っていない」と大会前日から取り組んだ。最後の一人になるまで練習グリーンに残り、必死の“一夜漬け”。これが好結果を呼んでいる。

 2位に2打差をつけて首位を守り、12年西陣レディース以来の通算3勝目に王手をかけた。ビッグチャンスを逃すまいと「初日、2日目で自信になった。やるべきことをしっかりやれば(優勝)できると思う」と強い決意をにじませた。先月は師匠・岡本綾子に「数字を残せ~、数字を残せ~、数字を残せ~」と呪文のようにハッパを掛けられた。恩師の期待に応えるのは今しかない。

 望みをかなえれば楽しいバカンスが待っている。試合がない次週は岡本一門の姉弟子、表純子と沖縄・渡嘉敷島への旅行を計画。例年通り、今季もここまで全18試合に出場している。「出たくても出られない人はいる。私は出られる試合に全力で出たい」という“プロ哲学”を持つ若林に、皆勤賞のご褒美があってもいい。

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2014年7月6日のニュース