“復活”遼「うれしい」米ツアー優勝に標準「英樹に追いつく」

[ 2014年7月6日 17:37 ]

長嶋茂雄大会名誉会長(左)から優勝カップを受け取る石川遼

長嶋茂雄招待セガサミー・カップ最終日

(7月6日 北海道ザ・ノースカントリーGC=7050ヤード、パー71)
 小田孔明(36)とのプレーオフ3ホール目。最後のパットを決めた石川遼(22)は両手を上げ、キャディーとハイタッチ。2年ぶりの国内ツアー優勝(11勝目)を喜んだ。

 この日は3位から出て6バーディー、2ボギー。最終ホールで小田孔に追いつき、プレーオフは3ホール連続でバーディーを記録して競り勝った。

 「最後の最後まで優勝争いの中に自分がいて、1打1打の重さと緊張感を感じることができて、最後まで孔明さんと最高の時間を過ごすというか、戦えたというのは本当に感謝しています」。歓喜に浸るよりというよりは、先を見据えるような真剣な表情だった。

 2012年11月に史上最年少の21歳で通算10勝に到達。翌年から米ツアーに本格参戦。不振の時期もあって優勝から遠ざかっていたが、今季国内3戦目の出場で力を示した。

 「優勝できると思っていなかったので、うれしい。自分の理想のスイングを、試合の大事なところでやれたと思う」としながらも「もっともっと努力して(松山)英樹に追いついて、今度はアメリカで優勝できるように頑張る」。6月1日にメモリアル・トーナメントで先に米ツアー初優勝を果たした“ライバル”に並ぶことを誓った。

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2014年7月6日のニュース