ナダル 史上初5連覇 歴代2位四大大会14度目制覇

[ 2014年6月9日 01:45 ]

全仏テニス5連覇を達成したナダルを祝福する往年の名プレーヤー、ビョルン・ボルグ氏(AP)

 テニスの全仏オープン最終日は8日、パリのローランギャロスで行われ、第1シードのラファエル・ナダル(28=スペイン)が男子シングルス決勝で史上初の5連覇(9度目優勝)。四大大会通算14度目の制覇で歴代2位のピート・サンプラス(米国)と並んだ(1位はロジャー・フェデラー=スイス=の17度)。

 ナダルは初優勝を目指した第2シードのノバク・ジョコビッチ(27=セルビア)と対戦。第1セットはバックハンドでミスを連発し、生命線のフォアの調子も上がらずに3―6で落とした。だが、第2セット7―5、第3セット6―2と逆転し、第4セットも6―4。ジョコビッチのダブルフォールトという幕切れで快挙が達成された。

 ナダルは「とても感情が高ぶっている。きょうという日はとても特別で忘れられないものになった」と喜びを語った。

 ジョコビッチは勝てば史上8人目のグランドスラムだった。

 1968年のオープン化以降の四大大会で男子シングルス5連覇はロジャー・フェデラー(スイス)が2003~07年のウィンブルドン選手権と04~08年の全米オープンで記録。ビョルン・ボルグ(スウェーデン)は76~80年のウィンブルドンで達成している。

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