桐生、山県ら50人がアジア大会陸上代表に

[ 2014年6月9日 16:43 ]

仁川アジア大会代表に選出され、ガッツポーズする桐生祥秀

 日本陸連は9日、今秋の仁川アジア大会代表として男子短距離の桐生祥秀(東洋大)山県亮太(慶大)ら50選手を新たに発表した。既に決まっていたマラソンの男女各2人を加えて男子31、女子23の計54人となった。

 男子やり投げの前回広州大会王者で派遣設定記録Aを突破していた村上幸史(スズキ浜松AC)は日本選手権6位ながら4大会連続の代表入り。400メートルの金丸祐三(大塚製薬)は3大会連続の選出となった。ハンマー投げの室伏広治(ミズノ)は辞退の申し出があり、選考しなかった。

 女子は広州で100メートルと200メートルを制した福島千里(北海道ハイテクAC)、やり投げで2連覇が懸かる海老原有希(スズキ浜松AC)らが選ばれた。

 2016年リオデジャネイロ五輪などを見据えた強化育成部の推薦で、男子800メートルの日本記録を持つ川元奨(日大)や女子400メートルの松本奈菜子(静岡・浜松市立高)ら8人が入った。

 桐生は会見で「出るからには結果を出したい。アジアのトップに立って、世界で戦いたい」と抱負を述べた。

 日本陸連が9日に発表した仁川アジア大会代表選手は次の通り。
 【男子】短距離 桐生祥秀(東洋大)山県亮太(慶大)飯塚翔太(ミズノ)原翔太(上武大)金丸祐三(大塚製薬)高瀬慧(富士通)藤光謙司(ゼンリン)渡辺和也(チームミズノ)加藤修也(早大)▽中距離 川元奨(日大)▽長距離 佐藤悠基、大迫傑(ともに日清食品グループ)篠藤淳(山陽特殊製鋼)村山紘太(城西大)▽障害 増野元太(国際武道大)岸本鷹幸(富士通)▽競歩 鈴木雄介(富士通)高橋英輝(岩手大)谷井孝行、山崎勇喜(ともに自衛隊)▽跳躍 戸辺直人(千葉陸協)衛藤昂(筑波大大学院)山本聖途(トヨタ自動車)沢野大地(富士通)山本凌雅(順大)▽投てき 新井涼平、村上幸史(ともにスズキ浜松AC)▽混成 右代啓祐、中村明彦(ともにスズキ浜松AC)
 【女子】短距離 福島千里(北海道ハイテクAC)市川華菜(ミズノ)藤森安奈(青学大)千葉麻美(東邦銀行)土井杏南(大東大)松本奈菜子(静岡・浜松市立高)青山聖佳(島根・松江商高)▽長距離 尾西美咲、松崎璃子(ともに積水化学)西原加純(ヤマダ電機)萩原歩美(ユニクロ)三郷実沙希(スズキ浜松AC)中村真悠子(筑波大)▽障害 木村文子(エディオン)久保倉里美(新潟アルビレックス)青木益未(環太平洋大)▽競歩 井上麗(天満屋)▽跳躍 福本幸(甲南学園AC)我孫子智美(滋賀レイクスターズ)▽投てき 綾真澄(丸善工業)海老原有希(スズキ浜松AC)

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2014年6月9日のニュース