成田 PO制し2勝目!ココイチ食べて“ここ一番”で本領

[ 2014年6月9日 05:30 ]

<ヨネックスレディース最終日>副賞のコシヒカリを手に驚く成田美寿々

女子ゴルフツアーヨネックス・レディース最終日

(6月8日 新潟県長岡市 ヨネックスカントリークラブ=6337ヤード、パー72)
 プロ3年目の成田美寿々(21=オンワードホールディングス)が今季2勝目、通算4勝目を挙げた。首位で出て72で回り、通算8アンダーで並んだ大和笑莉奈(24=エスブランド)、大山志保(37=大和ハウス工業)とのプレーオフを1ホール目で制した。今季の獲得賞金は約5376万円となりランク2位に浮上。19日開幕の全米女子オープン(米ノースカロライナ州)に弾みをつけた。

 成田は“ココイチ”で強かった。18番で1メートルのパーパットを外し、大山、大和とのプレーオフへ。「もう一回やってバーディーを取りたい」と3メートルのバーディーパットを沈め右拳を握った。優勝した4月のワールド・レディース・サロンパス・カップ以来「食べるとスコアが良い」という「coco壱番屋(通称ココイチ)」のカレーを2日前に食べ、目標だった年間2勝目。「理想のゴルフができた」と喜んだ。

 「調子が良くなかった割に崩れなかった」と今大会ボギーは3つ。小技の成長が躍進を支える。ペットボトルの先端にゴムティーを装着した器具を用い、ティーに乗せた球を短尺クラブで打って手首の返りを抑えた。余計なサイドスピンも減りアプローチは向上。パーオンを逃してパー以上で上がるリカバリー率は昨季61位の58%から今季65%で10位に上昇した。

 携帯ゲームの「パズドラ」や「進撃の巨人」にはまった時期もあったが“優勝は寝て待て”とばかりに睡眠を優先。午後8時すぎに就寝し「携帯を触る時間が減った」という。そして、初の米ツアー挑戦となる全米女子オープンに弾みをつけ「最低目標は来年出場権の15位以内」とぶち上げた。 

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