18歳片山が初制覇 女子は14歳今井が史上最年少V

[ 2014年3月31日 05:30 ]

スノーボードの全日本選手権男子ハーフパイプで優勝した片山来夢

 スノーボード全日本選手権第1日は30日、北海道ニセコ花園スキー場でハーフパイプ(HP)が行われ、男子は昨年の世界ジュニア選手権で7位に入った18歳の片山来夢(クニヒロク)が88・75点で初制覇した。ソチ五輪代表の青野令は83・00点で3位、子出藤歩夢(ともに日体大)は11位だった。女子は14歳の今井胡桃(上田ク)が72・00点で大会史上最年少優勝を果たした。ソチ五輪男子の銅メダリスト平岡卓(フッド)は腰痛で棄権。銀メダルの平野歩夢(バートン)、女子で5位の岡田良菜(バートン)はエントリーしなかった。

 ≪青野V逸も存在感≫09年以来の優勝は逃したが、青野は高い跳躍で存在感を示した。「できることはやれた。楽しかった」と笑みを浮かべた。決勝1回目は風にあおられバランスを崩しながらも、耐えて終盤まで高さを維持。2回目に逆転を狙ったが、軸をずらしながら3回転するダブルコークで尻もちをつき点数が伸びなかった。23歳で臨んだソチ五輪は予選落ち。10代の平野と平岡がメダルを獲得したことも刺激となり、4年後の平昌(ピョンチャン)で3度目の五輪出場を見据える。

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