松村逆転V!“恵みの雷雨”で気分一新 後半6バーディー奪取

[ 2014年3月31日 05:30 ]

逆転で優勝し、笑顔の松村道央

男子ゴルフツアー インドネシア・プロ選手権最終日

(3月30日 インドネシア・タンゲラン ダマイ・インダ・クラブ=7156ヤード、パー72)
 アジアでの日本ツアー開幕戦は首位に1打差の2位から出た松村道央(30=吉野電化工業)が逆転でツアー通算4勝目を飾った。前半にダブルボギーを叩くなどスコアを2つ落とし失速しかけたが、後半に6バーディーを奪取。雷雨による3時間弱の中断にも負けず68をマークし、通算21アンダーで圧巻の優勝を果たした。

 南国の夕焼けを背に松村がウイニングパットを沈めた。最大で6打あった差を逆転し右の拳を突き上げた。

 「前半が終わった時は優勝は諦めていた」という言葉にうそはない。6番でOBを叩きダブルボギー。1打差から狙った逆転Vが遠のきかけた。だが、10番で雷雨のため3時間近く中断したことが幸いした。「ロッカールームで休んでリラックスできた」。気分を一新すると11、13、14番とバーディー。反撃態勢を整えると、圧巻は上がり3ホールの3連続バーディー。480ヤードと距離のある16番パー4で差を縮め、17番では8メートルのパットをねじ込んだ。最終18番は外せばプレーオフに突入する3メートルを強気なタッチで入れた。

 ワンアジアツアーとの共同主管。昨年、アジアで開催された2試合は日本勢が屈したが、今年は松村のプライドが勝った。「僕のゴルフ人生の新たなスタートになる」。日本ツアー開幕を最高の形で飾り、舞台を日本に移しても主役を張る。

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2014年3月31日のニュース