セブンズ日本 サモア撃破 準決でウェールズに惜敗11位

[ 2014年3月24日 05:30 ]

<日本・サモア>後半、味方のキックを抑え、トライを決める福岡

 予選B組4位で下位トーナメント(ボウル戦)に回った日本は、準々決勝で09~10年シリーズ王者で、今シリーズ6位に付けるサモアに42―12で勝利。準決勝ではウェールズと対戦し、サドンデス方式の延長戦の末、19―24で敗れて11位タイに終わった。日本は今後の課題と収穫を得て、来季のコアチーム昇格戦が行われる香港セブンズ(28~30日)に臨む。大会はフィジーが決勝で南アフリカを下し、今シリーズ2度目の優勝を飾った。

 ウェールズ戦の後半3分、SO藤田が出したパスをインターセプトされ初失点。その後はキックオフ時の集中力を欠き、続けて2トライを奪われた。延長戦に持ち込むも、相手がシンビンで1人少ない中でトライを許して敗戦。瀬川智広ヘッドコーチは「強豪相手に伍(ご)していけるようになったが、集中力が足りない」と話した。

 前半を14―0で折り返したことで勝ち気にはやりチーム全体がラインの深さを保つという約束を見失った。冷静に戦えなかったのは経験の浅さ。藤田も「勝負どころの判断を良くしないと」と反省した。それでも2日で5試合を戦い準優勝の南アフリカ以外には勝機が見えた。得難い経験を積み香港セブンズに臨む。

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2014年3月24日のニュース