葛西 シーズン終え真実を告白 実は右膝じん帯「切れていた」

[ 2014年3月24日 01:10 ]

ソチ五輪では2つのメダルを獲得した葛西

 ノルディックスキーのジャンプ男子W杯・個人最終戦(スロベニア・プラニツァ)で5位に入り、個人総合5位で今季を終えた葛西紀明(土屋ホーム)が23日、自身のブログを更新し「今までに無い最高のシーズンになりました」とファンの応援に感謝した。

 この日、行われた最終戦の結果「総合5位に下がってしまったけど良く頑張ったと思う」と納得のコメント。「スウェーデンで膝を痛めた時はどうなるかと思ったけど、色々な方に助けてもらってなんとか最後まで戦い抜く事が出来ました」と、長いシーズンを終えたことに安どの心境をつづった。

 2つのメダルを獲得したソチ五輪後、W杯個人第21戦(2月26日、スウェーデン・ファルン)で、右膝を痛めるアクシデントに見舞われた。その後も不屈の闘志で参戦し続けたが、実は病院で検査を受けた結果「膝の前十字靭帯が片方切れてるという診断だったんだ。あまり飛距離が出過ぎたり強い衝撃を受けるともう片方の靭帯もヤバいと言われてて。テイクオフの飛び出しでグンッと脚を伸ばした時や着地では毎回痛い思いをしてた。毎日痛み止めを飲んで総合が落ちないように食らいついてた」と、軽傷ではなかったことを告白した。

 ソチ五輪後も“レジェンド”ぶりを発揮し続けた葛西。日本中を感動させた今季を終え、25日に帰国する予定という。

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2014年3月24日のニュース